こんにちは~池さんです(#^^#)
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【超重要】自分にとってのストレス発散を探す一番良い方法
先日、厚生労働省が発表したこんな統計を発見しました。
15歳以上の一般の方を対象としたインターネット調査によると、
①令和2年2月~9月まで、いずれの時期も半数以上の人が不安等を感じていた
②不安の対象としては、いずれの時期も「自分や家族の感染への不安」が6割以上と最も高かった
③不安やストレス解消方法は、マスク着用や手洗い等の予防行動が最も多かった
withコロナが現実味を帯びてきていますが、今振り返ってコロナ感染が蔓延し始めた頃の世間の人々のメンタルヘルスに関する研究です。
未知のウイルスに私たちは生命が脅かされ、いつかかるかもしれないという不安を抱えながら生活していたことが明らかとなり、感染予防をすることでその不安と戦っていたことが明らかとなっています。
先日、ブログで紹介したマズローの欲求階層説でも、基本的な第一次欲求として、「生理的欲求」を挙げました。つまり、「食べる」「寝る」など人間として生命維持に必要な欲求を満たすことが大切だということです。
日本では貧困による飢餓は世界的に見ても少数であるため、この「生理的欲求」が脅かされることは少なかったですが、第二次欲求である「安全の欲求」は大いに揺さぶられました。
ウイルスに感染する恐怖、大切な家族を失うのではないかという不安、経済不況により現職を辞めることになるかもしれない焦り・・・挙げればキリがありませんが、私たちは平和で安心・安全な生活を一気に奪われたことで大きなストレスに見舞われたことでしょう。
仲間や友人、家族など「人」と会うことが制限され、社会的コミュニティが遮断され、繋がりや絆が薄れていくことは第三次欲求である「所属の欲求」や第四次欲求である「承認欲求」にも影響を与え、「孤独感」や「無力感」が強くなった人もいるのではないでしょうか。
先行きが不透明でトンネルの出口が見えないこの状況を何とか乗り越えるため、私たちは一人一人が自分のメンタルを適切に維持していくことが求められます。
そこで、今回は、自分にとってのストレス発散を探す一番良い方法についてお話をしていきますので、どうか最後までお読みください。
自分にとってのストレス発散を探す一番良い方法
先に結論を言うと、自分にとってのストレス発散を探す一番良い方法は、以下になります。
①プライベートの活動で、最も時間を費やしていることを継続してみる
②新しい趣味を見つけるなど新しいことにチャレンジする
この二つが特に重要だと考える理由を説明します。
①プライベートの活動で、最も時間を費やしていることを継続してみる
「自分にはこれといって趣味がない」「特にストレス発散を意識していることはない」という方がいらっしゃいます。
実はその人が気づいていないだけで、自然とストレスを上手にコントロールしていたり、不安やイライラなど負の感情を低減するために取り組んでいる活動があったりするものです。
それに気づく1つの良い方法として、「プライベートの活動で、最も時間を費やしていることは何かを考えてみる」ことです。
”プライベートの活動”と表現したのは、私たちが起きている時間かつ自由に過ごせる時間であることを強調したかったからです。
例えば、学校に通っている時間や仕事をしている時間は、”起きている時間”ではありますが、”自由に過ごせる時間”ではないと思います。
また、寝ている時間は、”自由に過ごせる”時間に行っていますが、”起きている時間”ではありません。
なぜ、この二つの要素が大事かというと、人間にとって「自分らしくいられる時間」だからです。
自分らしくいられる時間というのは、その人が主体的かつ意欲的に取り組んでいる自己欲求を満たすための時間であることを指します。
例えば、運動が好きであればフットサルやヨガ、ダンスやウォーキングなど、芸術が好きであれば、美術館や観劇、音楽鑑賞、陶芸などの活動に多くの時間が使われるでしょう。
もちろん、多趣味な人もいれば、自分のためだけに時間が使えない人もいるでしょうから、一概には言えませんが、時間の長短に限らず、回数や頻度、活動歴などで考えてみても良いでしょう。
「ちょっと時間が空いた時に自分は何をしているかな?」と振り返ることで、自分にとって本当の意味で心の安定剤(=ストレス発散)になっている活動が何か見えてくるでしょう。
②新しい趣味を見つけるなど新しいことにチャレンジする
実は、コロナ禍において新しく趣味を始めた人が急増しているのをご存じですか?
日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)は、全国の男女2,528名の方々を対象に「コロナ禍の趣味」に関するインターネットアンケートを実施し、21.7%が「新しく趣味を始めた」と回答しました。
自粛期間による運動不足などを気にして『ヨガ』や『ウォーキング』などを始めた方が多くいました。
他には『お菓子作り』や子供のための『マスク作り』等、「おうち時間」が増えたことで創作意欲が湧いたという方、「もともと興味があったこと」をこの機会に始めようという方、YouTubeを見るだけでなく自分でもやってみようという方など、さまざまな理由の方がいました。
心理学では、ある欲求が阻止されたとき、その対象に取って代わるような別の対象によって満足する心の働きを「補償」と言います。
つまり、これまで自分が好き好んで取り組んでいた活動が突然できなくなっても、その活動に置き換えられる新たな活動を始めることで心のバランスを取るのです。
例えば、子どもが小学校に入学して親子で過ごす時間が減って寂しいけれども、学童の支援員やPTAの朝のあいさつ活動に参加することで小さい子と関わる時間を作り、新たな楽しみを見つける等があります。
コロナ禍で生活様式が大きく変化し、これまでできていた活動が途端にできなくなってしまっても、新たな活動を始めることでその欲求不満を補填することができます。
楽しさや嬉しさだけが心のエネルギーではなく、イライラや悲しさ、劣等感なども心のエネルギーになるのです。これらのエネルギーを自分にとって良い方向に注ぐことでストレスがストレスではなくなるかもしれません。
これは何も趣味だけに言える話ではありません。
資格取得やセミナー参加によるスキルアップ、転居や転職など環境変化など様々な場面で応用できます。これまでの生活・行動様式を良い意味で「転換(=補償)する」タイミングでもあるかもしれません。
まとめ
本日は、【超重要】自分にとってのストレス発散を探す一番良い方法というテーマでお話しました。
コロナ禍におけるメンタルヘルスが叫ばれる中、この社会情勢の変化に適応する人と抗う人で今後大きく心の安定性が異なってくるでしょう。
コロナ罹患による生命の危機は常に隣りあわせではありますが、この状況と上手く付き合いながら新しい生活スタイルを確立することは私たちの心の健康に大いに貢献してくれるでしょう。
その1つとして、自分にとってのストレス発散を探す方法を2つご紹介しました。
1つは、「プライベートの活動で、最も時間を費やしていることを継続してみる」です。自分にとって何がストレス発散になっているのか、何をしている時がリラックスしているのかを考える時に、一度プライベートで最も多く時間を割いている活動は何かを考えてみてください。それは無意識の内に、自分の心を癒している作業かもしれません。
もう1つは、「新しい趣味を見つけるなど新しいことにチャレンジする」です。コロナ禍で新しい趣味を始めた人が増えているという記事を紹介し、これは心理学における「補償」と似た現象だと解説しました。つまり、自分が満たされない欲求を別の対象を代用して補う心の動きを指します。これまでの”当たり前”が無くなった時、新しい”当たり前”を自ら見つけて心の隙間を埋める行為は健康的であると言えるかもしれません。
ストレスが全くないこともまたストレスになりうるように、何事もバランスが大切です。完全にストレスを無くすことを目指すよりも、ほどよいストレスを維持することを目指すことが重要なのです。
その方法を知っているのは、他の誰でもない「あなた」なのです。今一度自分の生活や行動を振り返り、自分にとっての最適なストレス発散方法を探してみてはいかがでしょうか。
今回取り上げた心の健康に関する以下の記事もご参照ください。
本日のお話は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございます 😀
今日も素敵な1日をお過ごしください。池さんでした(#^^#)
では、またお会いましょう。
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