こんにちは~池さんです(#^^#)
本日は東京都内に大雪が降り、電車が遅延しておりました💦個人的に雪を見ると気分が上がるのですが、交通機関がストップしてしまうのは残念ですね!
今日のテーマはこちら!
【必見!】臨床心理士って何者?どんな仕事してるの?詳しく解説します!
今日はもっと心理職のことを知ってもらいたい一心で、心理職の代表格である「臨床心理士」に焦点を当てて業務内容や専門性を解説していきたいと思います。
- 「身近にカウンセラーがいないから実際にどんなことをやっているのかわからない!」
- 「臨床心理士ってどんな所で働いてるの?よく聞く心理カウンセラーと何が違うの?」
- 「臨床心理士にもいろんな専門性を持っている人がいるって聞いたけど本当?」
こういった疑問を持たれた人もいるかもしれません。私もこの業界に入るまでは正直どんな人がいて、どんな専門性を持って業務に当たっているのか分からず、不安を覚えたまま入職しました。
日常生活を送る中で滅多に見かけないからこそ、私たちがどんな仕事をしているのかをきちんと説明しようと思い、今回は「臨床心理士」に絞って徹底解説しようと思います 😀
臨床心理士だけでなく、日本で初めての心理の国家資格である「公認心理師」や民間資格保有者である心理カウンセラーとの違いについては、以下の記事をご参照ください!
臨床心理士ってどんな資格?どんなことをしているの?
臨床心理士とは、日本臨床心理士資格認定協会が定める民間の心理資格を有する臨床心理のエキスパートのことを指します。独占業務ではないため、臨床心理士の資格を持っていないからといってカウンセリングや心理面接ができないわけではありません(心理カウンセラー自体は誰でも名乗れます)。
臨床とは、病床の患者に接して、実地に診察・治療を行うこと。
引用先:広辞苑
心理臨床とは、心理学の知識や技法を応用して、心に問題や課題を抱える人たちに寄り添う支援を行うことだと言えます。
幅広い心理学の知見から人の心の動きや構造を理解し、相談者や患者の要望に沿ったアプローチを選択して実行します。
決して、相手の心を操ろうとかウソを見抜いてやろうとか私利私欲のために心理学を用いることはないので安心してください(笑)
むしろどんなに心理学の知識や技法を身に付けたとしても、上記のようなことは容易くできるものではないと痛感するでしょう。
では、もう少し臨床心理士の業務について中身を見ていきましょう。
日本臨床心理士資格認定協会によると、臨床心理士の専門業務は、①臨床心理査定、②臨床心理面接、③臨床心理的地域援助、④臨床心理に関する調査・研究の主に4つに分けられます。
要するに、相談者のことをより深く理解するために行われる行為の総称をいいます。
簡潔に言うと、個人の臨床心理のスキルアップや新しい知見を得るための臨床心理に関する研究活動のことです。
臨床心理士ってどこで働いてるの?カウンセリングを受けるにはどうしたらいいの?
では、これまでの専門性を持った臨床心理士はどこで働いているのでしょうか。
臨床心理士の活動領域は、教育、医療、福祉、産業、司法など多岐にわたります。もう少し詳しく見ていきましょう。
児童・生徒の発達、学業、生活面などの問題に対して心理的援助を行う。児童・生徒とその保護者との面接、教師へのコンサルテーション(情報共有)などを実施し、必要に応じて他機関との橋渡し役も務める。
[スクールカウンセラー/都道府県や各自治体の教育センター/各種教育相談機関など]
心や精神の問題で不適応になっている人、病気やけがをしている人への心理的援助が中心。心理検査や心理療法以外にも、デイケアやコンサルテーションなどの活動も行う。また市区町村の保健センターでは、小児科医や保健師とともに乳幼児の健康診査・発達相談なども実施する。
[病院・診療所(精神科、心療内科他)/保健所/精神保健福祉センター/リハビリテーションセンター/市区町村の保健センターなど]
子どもの心身の発達、非行、障害児・者、女性問題、高齢者の問題など、福祉に関する幅広い領域に対し、心理的側面から援助する。
[児童相談所/療育施設/心身障害者福祉センター/障害者作業所/女性相談センター/老人福祉施設など]
社会的処遇を決定する際の心理検査や調査、矯正に向けての心理面接などを行う。
[家庭裁判所/少年鑑別所/刑務所/拘置所/少年院/保護観察所/児童自立支援施設/警察関係等の様々な専門的相談業務など]
職業生活の遂行のために、心理面接や職場内へのコンサルテーションなどを行う。就業の相談では、職業への適性をめぐる問題等の心理的援助を行います。
[企業内相談室/企業内健康管理センター/安全保健センター/公立職業安定所(ハローワーク)/障害者職業センターなど]
他にも私設の心理相談室(開業心理士)、大学・研究所などがあり、今後も臨床心理士の活躍の場は広がっていくことが予想されます。
ただ、様々な職種はありますが、利用者や相談者のニーズ、普及率などから総合的にみて、臨床心理士の就業において教育や医療の占める割合が大きいです。
また、料金体系も無料でカウンセリングが受けられる施設や機関(公的機関など)もあれば、有料でカウンセリングを受ける施設や機関(病院や私設相談室など)もあります。
無料だから質が低いとか、有料だから安心ということはありません。一度カウンセリングを受けてみて、自分に合う心理士や技法を試してみると良いでしょう。
大切なことは、臨床心理士に心の課題や問題を解決してもらおうと期待するのではなく、相談者自信が自分の心の課題や問題に向き合い、臨床心理士の力も借りつつ自己解決するんだという意欲を持つことです。
これが前提にないと、カウンセリングが長期化したり、臨床心理士との関係性が悪くなって「カウンセリングなんて受けるんじゃなかった…」となったりする可能性が高くなります。
何のためにカウンセリングに通うのか、カウンセリングを受けることでどんな自分になりたいのかを考えながら進めていくのも良いでしょう。
まとめ
本日は、【必見!】臨床心理士って何者?どんな仕事してるの?詳しく解説します!というテーマでお話しました。
臨床心理士とは、日本臨床心理士資格認定協会という機関が独自に作成した民間資格です。しかし、その専門性は厳しい資格取得要件(指定の大学院を修了する、規定の心理実習経験を積むなど)により担保されています。
臨床心理士には、①臨床心理査定、②臨床心理面接、③臨床心理的地域援助、④臨床心理に関する調査・研究という取り組みの中で、専門性を常に高めつつ日頃の心理支援業務に励んでいます。ここには、他の心理関連の資格とは一線を画す高度な専門性と資格所得要件があるのです。
また、臨床心理士は、教育、医療、福祉、産業、司法など様々な領域で活躍しています。スクールカウンセラーや児童心理司、家庭裁判所調査官など職種も多岐に渡ります。臨床心理士が働く職場は増えていますが、相談者のニーズや普及率などから見ると、教育や医療の業界がメジャーだと言えます。
どの領域のどんな臨床心理士から心理支援を受ける際にも、大切なことは、臨床心理士に心の課題や問題を解決してもらおうと期待するのではなく、相談者自信が自分の心の課題や問題に向き合い、臨床心理士の力も借りつつ自己解決するんだという意欲を持つことです。
もちろん、臨床心理士と一緒に相談者自信が抱える課題や問題が何かを考えるところから心理支援が始まることもあるでしょうから、まずは一度利用できる機関や施設で臨床心理士と心理相談ができるかどうか問い合わせてみるのも良いでしょう。
ぜひ皆さんも身近な臨床心理士の臨床心理支援を受けてみてはいかがでしょうか。
本日のお話は以上になります。最後まで読んでくださりありがとうございます。
今日も素敵な1日をお過ごしください。池さんでした(#^^#)
ではまたお会いしましょう 😀
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