こんにちは~池さんです(#^^#)
年末年始の雰囲気も薄れ、街は少しずつこれまでの日常生活にシフトしつつありますね 😀
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【超重要】「自分を大切にする」にはどうしたらいいの?詳しく解説
感染症が大流行している現代において、誰もが自身や家族、友人の健康を脅かされ、社会生活が制限された中で必死に生きていることでしょう。
最近では特に、感染症に罹患したときの身体症状への不安や不安定な雇用形態や勤務体系、経済的困窮など幅広く私たちの生活に影響を与えています。
同時に、私たちはいつ感染症の猛威に襲われるか分からない状況に強いストレスや焦燥感、恐怖を感じます。
この状況下にうまく適応して少しずつ感染症が流行する前の生活と同じくらい心理的に落ち着いている人もいれば、まだまだその脅威に怯えながら生活している人もいるでしょう。
今回は、様々な葛藤や欲求不満、ストレス、疲労などに上手に対応するための1つの方法として、「自分を大切にすること」をテーマとしてお伝えしていきたいと思います。
また、以下のサイトでは、不安やストレスと上手に付き合う方法について、さまざまな専門家からのアドバイスを掲載しており、新型コロナウイルス感染症に関連した情報や相談窓口などを紹介しています。
こころの耳【働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト】新型コロナウイルス感染症対策(こころのケア)
「自分を大切にする」って何?
まず始めに、「自分を大切にする」とは具体的にどんなことを指すのでしょうか。考えてみたいと思います。
・自分自身をギュッと抱きしめることでしょうか?
・気の向くままに好きなものを食べ、好きな趣味に没頭することでしょうか?
・他人に好きなだけ甘えることでしょうか?
・感染症にかからないために、極力外出せず、誰とも会わずに危険から自分を守ることでしょうか?
どれも「自分を大切にする」ことに近いと私は思います。また、ここで挙げたこと以外にも、「自分を大切にする」行動はたくさんあるでしょう。
「自分を大切にする」の根底には、「自分の心と体の声に耳を傾け、それをもとに素直に行動する」があると考えます。
これは純粋無垢な子どもたちがそれぞれの思い描く世界を気ままに表現し、他児との交流の中で成長していく姿を見て感じました。
もちろん、大人でも色々な役割(家では妻であり、母であり、職場では部長である等)を担いながら、自分らしく生き生きと過ごしている人もたくさんいます。
「素直に行動する」と言うと、「自分の思い通りにわがままに振る舞っても良い」「相手に迷惑かけようが関係ない。自分の好きなことをしよう」と解釈する人がいるかもしれません。
利己的に考えれば自分を最優先にして他人の利益は度外視して構わないとなりますが、それは他人の権利や尊厳を脅かしても良いということではありません。
例えば、「今月の給料が大幅にカットされてむしゃくしゃする。このイライラを誰でも良いから殴って解消しよう」と思い、この考えに従って通行人に突然殴りかかるのは、「自分を大切にする」行動ではありません。
この場合だと、「腹が立つからボクシングジムにでも行って、サンドバッグをボコボコにしてやろう」とか「どうも腹の虫がおさまらないから、カラオケでも行って熱唱してやる」とか別の形で解消することもできるかもしれません。
各自に合った適切な方法や手段かつ他人の不要に巻き込むことなく取り組むことをまずは考えてみるのです。
「自分を大切にする」ためにはどうしたら良い?
では、実際に自分の心と体の声に耳を傾け、それをもとに素直に行動するにはどうしたら良いのでしょうか。
これを考えるためには、もう少し分解して考える必要があるでしょう。
ここでは、「心の声に耳を傾ける」「体の声に耳を傾ける」「素直に行動する」に分けて話を進めていきましょう。
心の声に耳を傾ける
心の声に耳を傾けるとは、自分自身が今何をしたいと思っているか、何をしたら喜ぶか、楽しいか、誰と一緒に居ると落ち着くかと同時に、何をしたくないか、何を不安に思っているか、誰を恐れているか、どこに行きたくないか等、自分の思考や心情を深く内省し、それを明らかにすることです。
私たちは簡単に自分自身にウソをつくことができます。
・好きなドラマを友人から「あのドラマって何が面白いか全然分かんない。誰が観るの?って思う」と言われ、「うん…そうだよね!私も全然分かんない」と返事をする
・行きたくもない同僚との飲み会の誘いに「ぜひ飲み行きましょう!楽しみですね~」と答える
・激務の仕事を終えて満身創痍で帰宅してきたとき、妻から「今日はなんだか疲れてるみたいね」と言われ、心配をかけさせないために笑顔で「疲れてないよ。大丈夫」と伝える
このように、人はいともたやすく心にフタをすることができ、本心を隠して生きていくことができるのです。
しかし、心にウソをつき続け、本心をひた隠しにしていると、本当の自分の感情を見失うことがあります。「どれが自分の本音なんだろう…」「あれっ、今どんな感情なのかな…」と迷子になるのです。
心が混乱し、感情に鈍感になることが続くと、精神が不安定になり、抑うつ傾向が強くなったり、感情が麻痺したりすることもあります。
この状態を防ぐためにも、自分が今どんな心理状態にあるのかをしっかり把握しておくことが大切になります。
「自分は今怒っているんだ」「このモヤモヤはきっと嫉妬なんだと思う」などです。
これがまさに、自分の「心の声に耳を傾ける」ということなのです。
体の声に耳を傾ける
体の声に耳を傾けるとは、頭痛や腹痛、腰痛、喘息、吐気、呼吸困難、痺れ、胃潰瘍、糖尿病など体の様々な症状に気づく、リラックスしている、楽になっている、落ち着いている、気持ちが良いなど体の様々な安楽状態に気づくことです。
私たちは自分の体の中(時には外)で起きている症状に敏感に反応します。
ウイルスが体内に入ってきたら、体内の免疫細胞が活性化して熱を出したり倦怠感を覚えさせたりします。このように、体からSOSを出すことで私たちは「きっと風邪をひいたんだ」と分かり、休息を取ります。
しかし、ここでも心と同じように体にもウソをつくことができます。
・低気圧による頭痛に見舞われても、明日は大事な試験があるから今日はギリギリまで夜更かしをして勉強する
・最近、お酒の飲みすぎと塩分の取りすぎで高血圧になっていると医者から指摘があったが、「そんなすぐには食生活は変えられない」といつも通り暴飲暴食する
私たちの体は、常に一定の状態を保つようにプログラムされています(このことをホメオスタシスと言います。ホメオスタシスに関する記事はこちら)
したがって、体に何か異常があるとすぐに身体症状として黄色信号を発信します。
もちろん、その身体症状の原因は心理的ではなく生物学的なことも多いでしょう。原因はどちらでもよく、大事なことはそれに気づかずにいる(気づいていても無視し続ける)と、病気や身体疾患として発症し、健康を維持できなくなることなのです。
この状態を防ぐためにも、自分が今体がどんな状態にあるのかをしっかり把握しておくことが大切になります。
「うっ…お腹が痛くなってきた…少し休もう」「手が震えてきた。緊張しているのかも」など体からどんなメッセージが送られてきているのか意識してみると良いでしょう。
これがまさに、自分の「体の声に耳を傾ける」ということなのです。
素直に行動する
素直に行動するとは、心と体の声をきちんと聴いて、一方もしくはどちらの声にも応えるような行動を取ることです。
私たちの心や体は私たちに対してストレートに「危険」を教えてくれます。
しかし、私たちは脳の発達のおかげでその「危険」をいくらでも見過ごすことができます。
しっかりと自分の心と体から送られてくるメッセージに意識を向け、心や体の欲することを理解し、そしてそれを行動に起こす…私たちが心身ともに健康でいるにはこの過程がとても重要になるのです。
1日8時間睡眠をとる、ビタミンやミネラルなどを含むバランスの良い食生活に変える、ヨガやウォーキングなど軽めの運動を週3日行う、休日に趣味のカラオケに通う、起床後は自然の音を聴きながら読書をする、寝る前にお気に入りのアロマを焚く、長期休みに2泊3日の旅行に出かける…など人によって行動は様々でしょう。
心や体があなたに明確なメッセージを出した時に、そのメッセージに寄り添った行動をその場で考えるのも良いでしょう。または、事前に行動の計画を立てておいたり、リストに行動することを箇条書きにまとめておいたりするのも良いかもしれません。
大切なのは、どんな状況下に置かれても、その中で自分が自分らしく居られる環境を見つけ(時にはその環境を作り)、自己表現を続けることなのです。
心と体に声を真摯に受け止め、それに伴った行動がきちっと連動していることが私たちを自然と健康体へと導いてくれます。
まとめ
今回は、【超重要】「自分を大切にする」にはどうしたらいいの?詳しく解説というテーマでお話しました。
未曽有の社会情勢の中で、私たちは一人一人これまでの生活習慣や常識を覆し、新たなステージへと強制的に移されています。
その混沌とした世の中でこれまで通り健康に生きていくための1つの指針として、「自分を大切にする」ことを取り上げました。
「自分を大切にする」とは、自分の心と体の声に耳を傾け、それをもとに素直に行動することです。
これを分かりやすく「心に耳を傾ける」「心に耳を傾ける」「素直に行動する」に分けて解説しました。
まとめると、自然と湧き上がってきた気持ちや感情に目を向けて気づいてあげる(=心に耳を傾ける)、そして体の痛みを含めた身体症状を軽視するのではなく、なぜ今ここでこの身体症状が出ているのかを考える(=体に耳を傾ける)ことを通して、心身が求める行動を実直に行うことです。
時には社会のしがらみから逃れ、一人の時間をどうにか捻出して自分だけのために使ってみるのも良いでしょう。一人ではなく友人や家族、職場の同僚などと過ごす時間ももちろん大切です。
ぜひ皆さんも「自分を大切にする」時間を作ってみてはいかがでしょうか。
本日のお話は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございます。
今日も素敵な1日をお過ごしください。池さんでした(#^^#)
ではまたお会いしましょう😊
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