こんにちは~池さんです(#^^#)
最近、簿記の勉強を始めたのですが、企業の経理や会計の方ってすごいんだなと実感しています(笑)
さて、本日のテーマはこちら
【心理士が詳しく解説】子どもの登校渋りはどう対応したらいい?
ある日突然自分の子どもにこう言われたら親は動揺してどうしたら良いか分からなくなりますよね💦
今日は、子育てに日々奮闘している親御さんや学校関係者の皆さんに特に読んでいただきたいと思います!
子どもが学校に行きたくない理由と、子どもへの具体的な対応の仕方について解説したいと思います😊
子どもが学校に行きたくない理由
さて、子どもが学校に行きたくな理由は、年齢や性別、地域や校風などによって様々です。
子ども一人一人学校に行きたくない理由は様々ですが、ここでは見られる理由をいくつかピックアップして説明していきたいと思います。また、今回は、主に小学生を中心に考えていますので、中学生以降はまた後日取り上げていきたいと思います。
大きく分けると、以下の4つになります。
- 勉強についていけない/テストが嫌など「学業苦手・授業嫌いタイプ」
- 友達とうまく関われない/いじめを受けているなど「友人関係悪化タイプ」
- 先生によく𠮟られる/注意されるなど「担任恐怖・嫌悪タイプ」
- 朝起きられない/頭痛や腹痛がひどいなど「生活リズム崩れ・体調不良タイプ」
勉強についていけない/テストが嫌など「学業苦手・授業嫌いタイプ」
よく見られる学校に行きたくない理由の1つです。
元々勉強が苦手だったという子も中にはいますが、学年が上がるにつれて徐々に学習が厳しくなっていく子も多いです。
そのような子の特徴の1つとして、「単純な暗記は得意」という子がいます。
特に小学校の学習は授業で習ったことがそのままテストに出ることも多いです。
例えば、国語の場合、自分で考えたり多少文字の読み書きが苦手でも、物語の内容さえ暗記していたら文章を読まずともある程度解けたりします。
しかし、学年が上がるにつれ、暗記よりも思考力や理解力などより高度な能力が必要とされます。
暗記力だけに頼ってきた子たちは、記憶だけではカバーできなくなり挫折してしまいます。
このような子どもには、問題をたくさんやらせて学習が身に付くタイプではなく、しっかりと「考える」 力を育てることが大切です。
闇雲に学習塾に通わせるのではなく、本人がどうしたら理解しやすいのか、得意な力は何なのかを一緒に見つけてあげると良いでしょう 💡
友達とうまく関われない/いじめを受けているなど「友人関係悪化タイプ」
学校内外では直接発見することが難しいタイプかもしれません。
実際は、「私」もしくは「相手」が我慢して一緒にいることが多いからです。
一見仲良さそうに見えていても、当人同士の気持ちはすれ違っているかもしれません。
まだまだ子どもたちは社会性やコミュニケーション能力、共感性などの成長の過程なので、
間違った人との関わり方になるかもしれません。
やはり、周りの大人が発見したら間に入って、子どもたちが自分の思っていることを伝える機会を作ってあげたり、時には子どもの気持ちを代弁したりすることも大切です 💡
先生によく𠮟られる/注意されるなど「担任恐怖・嫌悪タイプ」
落ち着きがない、突発的に発言する、クラスの友達と上手く関われないお子さんに多いタイプです。
先生は子どもたちを「集団」で見ており、その輪の中から外れている子を再び輪の中に入れるため、注意したり叱ったりします。
子どもたちの中には、頭では分かっていても行動がうまく修正できず、また同じ行動を繰り返す子がいます。
そうした子どもは、必然的に先生から注意・叱責される回数が増え、結果的に「先生が怖い」「先生が嫌い」などの理由で、学校に足が向かなくなることが珍しくありません。
これは決して先生に非があるわけでも、本人に非があるわけでもなく、
本人の生まれながらの成長スピードと環境が上手くマッチしていないことが根底にあります。
この成長スピードは目に見えないものなので気づきにくいですが、心理検査で一部客観的に見ることもできます。そのデータをもとに、本人にとって相性の良い環境や対応のコツが見つかることもあるので、検討してみても良いでしょう 💡
朝起きられない/頭痛や腹痛がひどいなど「生活リズム崩れ・体調不良タイプ」
頑張り屋さんや真面目なお子さんに多いタイプです。
学校に行きたくない理由が見つけにくく、親御さんが困惑してしまうケースが多いです。
つまり、昨日までは普通に学校に行けていたのに、ある日パタッといけなくなってしまうパターンです。
周囲からは不思議に思われますが、本人の中では耐えに耐え抜いた結果が体調不良に繋がる場合があります。
性格が真面目なので、親や先生に迷惑をかけたくないという優しい気持ちを持っていますが、
周りに助けを求めることが「悪いこと」「恥ずかしいこと」だという誤った認識もあります。
まずはそのネガティブな印象を受け止めつつ、周りに支えられて無理せず学校に行ける方が、本人にとっても周りにとっても嬉しいことを少しずつ伝えていけると良いでしょう 💡
子どもへの具体的な対応の仕方
では、学校を休みたがっている子どもに対して保護者はどのように対応していったらよいのでしょうか?
保護者も不登校や学校渋りをする子どもが学校に通えなくなることが続くことに不安を抱えていると思います。
そのような保護者に向けて少しでも参考になる対応があれば幸いです 💡
無理に学校に行かせず、休ませる
一番の特効薬は、「本人の気持ちを受け入れて学校を休ませる」ことです。
もし急な欠席に親の事情が合わせられず、子どもを一人家に置いておけない場合は、学校に事情を伝えて保健室登校にさせてもらいましょう。
子どもが学校を休んだり、クラスから離れている時に、じっくり気持ちの立て直しができることがポイントです。
多くの子どもたちは、少し休んだら気持ちを切り替えてまた学校生活に戻っていけます。
しかし、欠席が続くようであれば、それは少し休んでも学校に向かうエネルギーが充電できない理由が根強いため、子どもの話せる範囲で話を聴き、具体的な対応を考えていけると良いでしょう。
家を絶対的な安全基地とする
学校を休みがちになる子どもの多くが、学校に「自分の存在を脅かす”何か”」があります。
それは上記で挙げた「いくつかの学校に行きたくない理由」のどれかである可能性が高いです。
親御さんとしては学校に対しての不満や怒りが込み上げてくるかもしれません。
それでも、まずは目の前の子どものために、家が安心・安全に過ごせることが大切です。
傷ついた子どもたちの心を癒し、明日への活力を養えるのは安全基地である家庭があってこそです。
子どもにとっての居場所の重要性については、以下の記事もご参照ください。

学校内で環境を整える/家庭内の支援を考える
子どもが学校を休んでいる間に、先生方と連絡を取り、再び本人が楽しく学校に通えるよう相談してみましょう。
もし、直接先生に話をするのがはばかれるようであれば、まずは校内のスクールカウンセラーや児童支援コーディネーターという学校内の子どもたちのサポートを統括している先生に相談してみるのも良いでしょう。
学校の中で本人をサポートできる資源がどこまであるのか、どこまで配慮をしてくれるのかはそれぞれの学校で異なります。
それと同時に、家庭内で子どものために何をしてあげられるかも考えていけると良いと思います。
多くの子どもが、親御さんが思っている以上に親との関わりを求めています。
親の庇護の元にあった幼少期は安心して社会と交流できていた証でもあります。
どうしても子どもの年齢が上がってくると、親の関わりも少なくなるご家庭もありますが、
子どもがSOSを出した時には、少し手厚く子どもと過ごし、子どもの心の声に耳を傾けてあげると、きっと子どもたちも救われると思います。
子どもを休ませた時の対応方法については以下の記事もご参照ください。

まとめ
本日は、【心理士が詳しく解説】子どもの登校渋りはどう対応したらいい?についてお話しました。
ここまでお伝えしたように、子どもたちが学校に行きたくない理由は様々です。
対処方法が思い浮かばない子どもたちは学校を休むことで嫌なことを回避しようとします。
多くの子どもは一時的に休息を取ると、また自分の力で学校へと足を運びますが、
それだけでは解決に至らない子どもたちも中にはいます。
それでも、短期的な欠席は、長期的に見たら不登校の予防になります。
大切なのは、「休んでいる間に子どもがしっかりと心身のエネルギーを補充し、学校に行けるための準備をすること」であり、そのために、「家が絶対的な安全基地になること」や「学校内で環境を整える」ことが重要です。
是非、親御さんだけで問題を抱え込むことなく、学校の先生やスクールカウンセラー、地域の教育相談機関で専門家の力も借りつつ、共に解決への道を探していけたらと思います。
今回のお話は以上になります。
今日も良い1日をお過ごしください(*’ω’*)
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