こんにちは~池さんです(#^^#)
今回のテーマはこちら!
【あなたはどのタイプ?】3つのパターンで自己理解をもっと深めよう!
あなたは学校や仕事を休みたいとき、どんな考えが浮かび、どう行動しますか?
「1日くらい休んだって、別にどうってことないから休んじゃおう」と思いますか?
それとも、「いやいや仕事や学校に行くことは義務だから、もっともな理由がないと休んじゃいけないだろう」と思いますか?
もしくは、「確かに休むことは良くないことかもしれないけど、その分明日から挽回したらいいや」と思いますか?
人によって考え方や取りうる行動は変わってくると思います。
今回は、私たちの日々の判断や言動に強く影響しているこころの3つの機能を紹介し、自分がどの機能の働きが大きいか理解を深めていきたいと思います☺
自己理解を深めると人生がラクになる!というお話を以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひご一読ください。
【3つに分かれる】こころの仕組みや働きを知ろう!
心理学の世界では、心に3つの機能が含まれていると考える人たちがいます。
その3つが、「エス」「超自我」「自我」です。
エスとは、生理的欲求や本能、衝動のことを指します。生まれたときからすでに心に備わっていて、無意識に働いています。
エスが働くと、「ご飯が食べたい、寝たい」「仕事を休みたい」「明日の発表会から逃げたい」など欲望を強く求めるようになります。
快楽を求める傾向が強く、すぐに欲求を満たし、不快なものは避けようとします。
超自我とは、ルールや規律を重んじる理性、道徳観のことを指します。エスとは対照的な働きをし、欲動や本能を抑え、社会的・倫理的に正しい行動をするよう機能します。
超自我が働くと、「学校や仕事は休まず行かねば」「困っている人がいたら助けないといけない」「人に迷惑をかけるのは良くない」など現実に沿った判断がされます。
自分の欲求を抑え、厳格な判断を下そうとします。
自我とは、これから説明する超自我とエスの均衡を保つ役割を持っています。エスや超自我とは違い、意識的に機能します。
「お腹空いたけど、今は会議中だから我慢しよう」「授業中だけど、疲れたからちょっと休憩…」など、欲求・衝動と規律・善悪のバランスをうまくとります。
自我がうまく機能すると、自分の欲求も満たしつつ、社会的に望ましい言動をとることができます。
この3つのこころの働きについてもう少し詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
【あなたはどのタイプ?】アクセル型・ブレーキ型・ニュートラル型の特徴
先ほどのこころの3つの機能をもとに、あなたがどの機能が強く働きやすいか見ていきましょう。
もちろん、状況次第でどの機能が前面に出てくるかは変わりますが、日頃3つの機能のどれが出やすいかを考えてみると良いでしょう☺
【自分の欲求に正直!】アクセル型のあなたは…
アクセル型とは、エスの機能が強く働いている人を指します。つまり、自分の欲求や衝動に素直に行動する人です。
小さい子供が「おもちゃが欲しい!」「遊園地に行きたい!」など無邪気に自分の要求を親に伝える姿はよく見かけますが、自分自身を満足させるために重要な感情です。
好奇心旺盛、行動力がある、素直・正直、元気・活発、向こう見ず、感情的といった一面があるでしょう。
内から湧き出る欲求に振り回され、時には大きな失敗をすることもありますが、エネルギーに満ち溢れています。
まさに車でいうとアクセル全開で突っ走っているようなイメージです。前へ前へと進む推進力があり、自分にウソをつくことなく生活していることでしょう☺
【厳格な姿勢を崩さない!】ブレーキ型のあなたは…
ブレーキ型とは、超自我の機能が強く働いている人を指します。つまり、社会の決まりやルールに忠実で、道徳観の強い人です。
「法律を破ったら、その行いが小さかろうが大きかろうが罰せられて当然」「小さい頃からしっかりしつけておかないと、他人に迷惑をかける子に育ってしまう」など他人や社会との間で言動の善悪を判断する傾向が強いです。
道徳心が強い、社会的、倫理を重んじる、礼儀正しい、理性が働く、我慢強い、マナーがある、責任感があるなどの特徴があります。
自分の気持ちは後回しでも、社会的に正しい言動をすることに意識が向き、時には融通が利かない、面白みのない人だと思われることもあるでしょう。
まさに、車でいうとブレーキを踏んで静止しようとしているイメージです。他人や社会に貢献しようとする気持ちが強く、秩序を大事にしながら生活していることでしょう☺
【バランス感覚がずば抜けている!】ニュートラル型のあなたは…
ニュートラル型とは、自我の機能が強く働いている人を指します。つまり、自分の欲求と社会的な規律のどちらも大切にできる人です。
「会社の飲み会は1次会だけ出席して、あとは帰ってNetflixで海外ドラマ観よう」「半額シールが貼られるまで、あと5分待っちゃおう」など自分の気持ちと社会の常識やマナーの間をうまく取り持つことができます。
余裕がある、心身ともに健康、仕事もプライベートも充実、安定、気分の波が小さい、ユーモアがあるなどの特徴があります。
自分にも他人にも心地の良い距離感で付き合い、決して無理をせず、かといって怠慢もしません。バランスは取れていますが、ふり幅も小さいので目立ちにくく全体に埋もれやすいとも言えるでしょう。
まさに、車でいうところのニュートラルな状態なので、地形に合わせて車が自動に動くイメージです。社会にうまく適応しながらも、自分の趣味や余暇活動も楽しみながら生活していることでしょう☺
ニュートラルと似た意味として「中庸」という言葉があります。この記事と併せて、中庸という考え方の大事なポイントを以下の記事で詳しくまとめているのでご参照ください。
【偏りすぎも良くない!?】3つのタイプをうまく使い分けよう!
こころの状態としては、自我がうまく機能してエスと超自我のバランスをとっている方が健康的です。
アクセルを踏みすぎてスピードが出すぎてしまっては危険ですし、逆にブレーキばかり踏んでいたら目的地にたどり着きません。
ただ、人なら猛スピードで走る爽快感や高揚感を感じたいときもありますし、車を停めて眼前に広がる景色をじっくり眺めたいときもあるでしょう。
どちらのポジションが良いとか優れているという話ではなく、場合によってうまく使い分けることが大切です。
アクセルとブレーキを状況に合わせて交互に踏みつつ、時にはニュートラルに切り替えてゆっくり進むと安心・安全に人生というドライブを楽しめるでしょう☺
まとめ
本日は、【あなたはどのタイプ?】3つのパターンで自己理解をもっと深めよう!というテーマでお話しました。
こころには、「エス」「超自我」「自我」という3つの機能があり、これらが相互に影響し合いながら私たちは判断し、感情が動いて行動を選択しています。
エスは欲求や本能的衝動が強い状態、超自我は規律や道徳心が強い状態、自我は両方の特徴をバランスよく持っている状態です。
そして、この3つの機能のどれが優位に働くかによって、自分のこころの動きが理解できます。
エスが優位→アクセル型、超自我が優位→ブレーキ型、自我が優位→ニュートラル型
こころのエネルギーがみなぎっているアクセル型と、抑制が効いているブレーキ型は対極ですが、どちらも状況に応じて使い分けると社会生活がラクになり、うまく乗り切れるでしょう。
その時にはニュートラル型が活性化されていますから、結局はこころの安定を図るためには自我の機能を高めることが大切になるのです。
今回の記事を通して、自分がどのポジションにいることが多いか考えるみることで、きっと自己理解が深まることでしょう☺
特に、自己理解を深めるメリットや方法については以下の記事も参考になると思うので、ぜひお読みください。
本日のお話は以上になります。今回のお話が少しでもあなたの生活の役に立てたら幸いです。
今日も素敵な1日をお過ごしください。池さんでした(#^^#)
コメント