【すぐわかる心理学】「苦しいままでいたい」と思う本当の理由

こんにちは~池さんです(#^^#)

今日は十数年ぶりにリアルタイムでドラえもんを観ましたが、いまだにのび太君は宿題やテストに追われていました💦私の小さい時のイメージと変わっていませんでしたね

本日のテーマはこちら!

【すぐわかる心理学】「苦しいままでいたい」と思う本当の理由

人は悩みや課題を抱えていると、それを改善したい解決したいと思う一方で、そのまま悩みや課題を抱えたままでいたい気持ちを持つ人も一定数います。

この気持ちに共感できる人と全く共感できない人と別れるかもしれませんが、これにはある心理が働いているのです。

この心理も含めて以下で解説していきたいと思います 💡 

【すぐわかる心理学】「苦しいままでいたい」と思う本当の理由

カウンセリングをしていると、最初は同じ方向性で合意していたのにも関わらず、カウンセラーとクライエントで方向性が異なる時期が訪れることがあります。

例えば、カウンセリングの終結間際になって新しい悩みや問題を提示してきた場合や、課題が解決しそうになっても終結の話を長引かせる場合などがあります。

他にも、カウンセリングを無断でキャンセルしたり遅刻したり、カウンセリングの時間を延長したり曜日や時間帯を一方的に変えようとしたりすることもあります。

これは、今までカウンセラーとクライエントが共にクライエントの抱える悩みや問題を一緒に解決しようと協働してきた活動に終わりが見え始め、クライエントが抵抗を示していると捉えることがあります。

つまり、カウンセリングにかかっていることで心の安定を取り戻していたり生活が落ち着いていたりしていたのに、ある日突然カウンセリングを終結してしまうと支えていた柱が1本無くなったように感じて不安になる場合があるのです。

クライエントには、「良くなりたい」気持ちと「良くなりたくない」気持ちの両方が芽生えていると言えるでしょう。

このまま「良くならない」ことでカウンセリングを続けられ、支えてもらえていることで安心できる状態、つまりカウンセリングに依存している状態になっているのです 💡 

「良くなりたくない」気持ちになるクライエントの心境

このような状況におけるクライエントの心境を心理学では「抵抗」と呼びます。

抵抗とは、心理療法の過程で患者にみられる現象で、専門的な援助は求めながらも、治療の手続きや進行に反対しようとすること。指示に従わない、何も話すことはないという、議論しようとする、治療者を喜ばせるような話をする、眠るなどのように、態度や言葉、行為に示される。

出典先:心理学辞典

カウンセリングの途中で、クライエントが抵抗を示してカウンセリング自体の機能が変化してしまうことがあるということです。

この抵抗の背景には、さらに「疾病利得」という概念で説明できることがあります。

疾病利得とは、症状の発症や維持によって患者に満足(利得)がもたらされること。精神分析では、身体症状は自我防衛を果たすと考えられている(一時的利得)。発症によって嫌悪事項を回避したり、周囲からいたわられることを二次的利得というが、社会的強化として説明できる。

出典先:心理学辞典

*疾病利得についての詳しい説明は以下の記事をご参照ください。

疾病利得 (gain from illness)
精神的ないし身体症状の出現によって患者にもたらされる心理的利益をいいます。疾病利得の種類一次的利得 おもに患者の内的な満足に関係します。症状の発現や維持によって何らかの不安や葛藤から解放されたり、欲求が満たされる側面をもちます。二次的利得

専門用語が多くて混乱している人もいると思うので、簡単に説明すると、

クライエントがカウンセリングに抵抗を示して進行を邪魔したり遮ったりする背景には、カウンセリングによって得られていた利益を奪われたくない、失いたくないという心理が働いていると説明できることがあるのです。

私もカウンセリングをしている中で、年度末をもって終結にしようとクライエントと話をすることが多々あります。

その時は名残惜しくも承諾したクライエントが終結に近づくにつれてキャンセルが増えたり、実はまた新しい問題が起きてて…とカウンセリングを続けようと操作してくる場面に出くわします。

クライエントもカウンセリングが無くなることに不安を抱いており、生活のほんの一部だといえどもカウンセリングの存在を大切に思ってくれているというメッセージでもあります。

しかしそれでも、カウンセリングはあくまでカウンセラーとクライエントが一緒に目標を決めて取り組むものなので、その目的が果たせる見通しが持てたら徐々にカウンセリングから手を引く準備を始めるものです。

まるで母親から離れて園や学校にいく子どものようにお互いにとって心揺さぶれる瞬間ではありますが、そこで離れられなければ母親にとっても子どもにとっても次のステップが踏めなくなります。

この離れがたいもどかしい気持ちも含めてカウンセリングなのです。

なので、終結に向けてカウンセラーはクライエントにそのことを少しずつ意識させつつ、カウンセリングが終わった後の新たな生活を送ることになるクライエントを励まし、勇気づけ、必要であれば次の相談先を紹介してあげることが大切になってきます。

このクライエントの心境自体は自然なことなので、その不安もカウンセラーが理解し抱えてあげて少しずつ手を放していくことがカウンセリングの最後の仕事でもあります 💡 

まとめ

 

本日は、【すぐわかる心理学】「苦しいままでいたい」と思う本当の理由というテーマでお伝えしました。

カウンセリングをしていると当然のように経験する、クライエントのカウンセリング終結への反抗的態度や行為があります。

そこには悩みや問題が良くなってきている喜びと、カウンセリングがなくなったらまた状態が悪くなるのではという不安が生じて、気持ちが葛藤状態になるのです。

それがカウンセリングをキャンセルする、指示に従わない、何も話すことはないという、議論しようとする、治療者を喜ばせるような話をするなどの行為として現れるのです。

それ自体はカウンセリングがしっかり機能しており、クライエントの心に変化が出ている証拠でもあります。

そのクライエントの抵抗をカウンセラーがしっかりと受け止めて、カウンセリング終結までのお互いの中で話し合っていくことが重要になるのです。

カウンセリングを終結してカウンセラーと別れることも1つの成長の過程ですし、クライエントにとって新たな一歩でもあります。

必要であればクライエントが次につながれる相談機関を紹介したり、半年後や一年後に経過観察としてフォローアップの面接を入れるのも良いでしょう 😀 

以下の記事もご参照ください。

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本日のお話は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございます。

今日も素敵な1日をお過ごしください。池さんでした(#^^#)

ではまた明日お会いしましょう😊

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