こんにちは~池さんです(#^^#)
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【自分も相手も守る】他人の感情に巻き込まれすぎないために必要なこと
あなたは上司や先輩がイライラして仕事していたら、嫌な気持ちになりませんか?
もしくはパートナーの機嫌が良かったら、同じように気分が上がりませんか?
私たちは社会生活を送る際に、相手の気持ちや感情に呼応するように自分自身の感情も変化します。
心理学では、「共感性」や「ミラーニューロン」などの用語で説明されることの多い事象ですが、考えてみれば日常的に当たり前の事柄かもしれません。
これ自体は、他人と共同生活を送るときに必要な能力であると言えますが、一方で、他人の感情に流されるあまり、自分自身でも自分の感情がうまくコントロールできなくなってしまうこともあります。
今回の記事で、心理的に自分と他人を守る方法として、感情に流されない方法を紹介したいと思います☺
他人から影響を受けやすい人は特に読んでいただきたい内容になっています。
この記事に関連して、以下の記事もご参照ください。
【超重要!】他人の感情と距離を置き、自分と他人の心の境界線を引くためにはどうしたらいい?
早速ですが、自分と相手の心の境界線を引く具体的な方法を紹介します。
どれも重要ですが、実践するには難しいものも含まれているかもしれません。まずは、ご自身が取り組めるところから始めてみましょう☺
【知らない人が多い!】他人から影響を受けている自分の感情や欲求に気づく
まずはじめに紹介する方法は、自分の感情や気持ちに目を向けようということです。
「そんなの言われなくても嫌な気持ちになってるよ!」
「気分が中々晴れないんだよ!」
このように感じる人もいるでしょう。しかし、「嫌な気持ち」や「モヤモヤ」などは不快な感情を一括りにした曖昧な表現です。
「イライラ」「悲しい」「寂しい」「屈辱的」「罪悪感」「嫉妬」「孤独感」「つまらない」「悔しい」など、嫌な気持ち・感情は細分化できます。
いま自分が何を感じて、何を望んでいるのかを自覚することが大切です。
不快な感情が沸き起こった時には、頭に思い浮かんだことを紙やノートなどに殴り書きし、見返すことで自分の本当の感情に気づけるかもしれません。
また、自分がよく聴く音楽や、観るドラマ・映画、読む本や小説などを振り返って見ることで、いまの自分の気分や欲求に気づけることもあるでしょう☺
【声に出して宣言してみよう!】何があっても相手の感情や欲求を引き受けない
私たち臨床心理士は、相手の気持ちや欲求を変える術を知りません。そのような方法を習ったり、学んだりしたこともありません。
基本的に、カウンセリングや心理療法で大事なことは、クライエント(被相談者)がどう自分自身と向き合って、心の問題を解決したり受け入れていくかということです。
あなた自身が変わることに大きなエネルギーを費やすと言っても過言ではありません。
反対に、相手がどう思っているか、どうしたいかは相手に任せることです。
自分とは異なり、相手を変えることは容易ではありません。
相手の態度や言動が変わらなくても、それに対する自分の受け取り方やモノの捉え方は変えることができます。
そのために、「私は相手の感情や欲求に振り回されない!」「相手は相手!自分は自分!」と心の中でつぶやき、相手と自分の心の境界線を明確に引くよう心がけることで、相手からの影響を抑えることができるようになるでしょう☺
【効果絶大!】アサーティブ(自分も相手も大切にした自己主張)に「NO」を言う
これは非常に実践的な方法ですが、相手とのコミュニケーションにおいて、明確な主張をするということです。
「いや、それができないから悩んでるんじゃん」
「そんなことできたら苦労しないよ…」
と考えるあなた。まさにおっしゃる通りです。これは口で言うほど簡単ではありません。
いきなり感情的に巻き込んでくる相手に「NO」の自己主張をするのはハードルが高いでしょう。
一方、仲の良い友達や気の置けない恋人、わがままや反抗のしやすい親だったらどうでしょうか。
まずは自分が自己主張をしやすい人から始めて、少しずつハードルを高くしていきます。
そのときに大切なのが、ただ単に相手を否定するのではなく、自分も相手も尊重する表現で、「NO」と言えるようになることです。
例えば、昨日の仕事の疲れが取れておらず、今日は家でゆっくり過ごしたいと思っている時に、恋人から「〇〇ってお店が今日まで特別セールやってるの!一緒に行かない?」と誘ってきたとします。
このとき、「いや、ごめん無理!今日は疲れてるから勘弁して」と答えたら、これはアサーティブではありません。
一方、「あっごめん。今日は疲れてるから家でゆっくり過ごしたいんだ。買い物なら次の土曜日が空いてるから、その時にしない?どうしても買い物行きたいなら一人で行ってくるといいよ」と言えるとアサーティブになります。
断る理由や感情を簡潔に伝えること、代替案を提案すること、相手の主張も一旦は聞き入れること等がポイントです☺
【人付き合いも整理整頓!】人間関係の見直しをする
心の境界線が曖昧な人間関係は、ストレスやトラブルの原因になります。
自分と相手との距離感が適切かどうか(心地よいものであるかどうか)チェックしてみましょう。
相性の合わない人とは距離を置いたり、関わらないようにしたりすることで、自分への影響を小さくできますが、職場の同僚や家族など簡単には関係が切れない相手もいます。
このようなケースでは上記のアサーティブなコミュニケーションが難しいため、あなた自身が変わるのではなく、環境を変えてみる(転職、転居など)のもおススメです。
心の境界線を引くことは、一朝一夕でできるものではありませんが、少しずつ意識して実践してみることで、健全で幸せな人間関係が築けるようになります☺
まとめ
本日は、【自分も相手も守る】他人の感情に巻き込まれすぎないために必要なことというテーマでお話しました。
自分と他人の境界線を引くには、自分の感情や欲求に気づき、相手の感情や欲求を引き受けないことが大切です。
また、自分の価値を認めて、心を満たすことも必要です。
心の境界線を引くことは、相手に対して冷たい行為ではなく、お互いの信頼や思いやりを高めることにつながり、自分も相手も守ることになるのです。
人間関係はストレスの大部分を占めると言われています。
どうか無理に自分と合わない人と良い関係を築こうとして心身をすり減らすのではなく、心から大切だと思う人たちとの時間を大切にして、より良い時間を過ごしてほしいと思います☺
以下のブログも今回の記事と似た内容になっていますので、ご参照ください。
本日のお話は以上になります。今回のお話が少しでもあなたの生活の役に立てたら幸いです。
今日も素敵な1日をお過ごしください。池さんでした(#^^#)
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