【要注意☠】人が不安になる3つの理由

こんにちは~池さんです(#^^#)

今月出生した娘の毛が濃くて、要らぬDNAが遺伝してしまった・・・と落ち込む今日この頃です :mrgreen: 

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【要注意☠】人が不安になる3つの理由

人間の感情の1つとして備わっている「不安」ですが、その感情が強すぎたり弱すぎたりすると、心身に様々な影響を及ぼします。

不安とは、自己存在を脅かす可能性のある破局や危険を漠然と予測することに伴う不快な気分のこと。不安は、予感・予期・懸念といった個人の認知機能に大きく依存した認知媒介型の情動であるといえる。また、不安は信号や手がかりを通じて未来の危険を現実に手繰り寄せることによって発生することから、時間的展望の中において生じる現象であり、本質的に未来志向的な情動であると言える。

出典先:心理学辞典

不安の特徴をお伝えしたところで、次に人が不安になる3つの理由についてお話したいと思います 😀 

【要注意☠】人が不安になる3つの理由

では、具体的にどんな理由で人の不安は喚起されるのでしょうか。

以下3つの観点から考察していきたいと思います。

「知らないこと/分からないこと」だから

1つ目の理由は「知らないこと/分からないこと」だからです。

未来のことは誰も予想できないため、その先行きが見えないことへの不安があります。

また、相手の反応や言動も簡単に予測することは難しく、その状況こそが心にとって不快な状態だと言えるでしょう。

特に、幼少期の人見知り不安は、相手のことを知らず、自分にとってどんな恐怖を与えてくるか、安心を与えてくれるか判断できないため、不安という感情で警戒心を高め、自己防衛しているのです。

私たちは、上記のように相手や状況をよく知らないから、不安が掻き立てれることが多くあります。

例えば、初めての海外旅行や新しい試み、集団の前での発言や発表など、何が起こるか分からない状況ほど不安は強く生起します。

ただ、感情は捉え方次第で変化する不思議なものです。

初めてのチャレンジに不安を感じることもあれば、ワクワクすることもありますし、緊張することもあります。

これは物事の捉え方でもある「認知」が人によって違うからです。

つまり、「分からないこと」「知らないこと」への人間の心の反応として、不安のようにいざという時への防御反応が起こる場合もありますし、知的好奇心のような探求するための接近反応が起こる場合もあります

その人によって捉え方は様々ですが、不安が生起しやすい人は、物事に慎重な性格やリスクを回避しようとする傾向が強いと言えます。

それ自体に甲乙つけがたいですが、状況が分かることや相手の意図が理解できるときなどぼやーっとしたものがクリアになることで不安は少しずつ低減していきます。

そのため、不安を呼び起こす1つの要因として、自分の中で判断がつけづらい曖昧な状況や明確な答えのない不明な状態が挙げられます 💡 

「自分のコントロール外」だから

2つ目の理由は「自分のコントロール外」だからです。

いくら自分にとって不明確な場面であっても、その時の対処法や解決策が手元にあれば不安はそこまで大きくなりません。

しかし、自分の対処能力以上の出来事が起こると、成す術がなくなってしまうため、自己の存在を脅かされる危険性があります

それは時に”恐怖”へと姿を変えるかもしれません(不安と恐怖の違いは、「その対象が明確になっているかどうか」です。高所恐怖症は、「高所」という不快な感情を生起する対象が明確に存在しています。)

精神医学の世界では、不安症状と回避行動を特徴とした不安障害という精神疾患があります。

これは、自分の中の不安な気持ちをコントロールする機能がエラーを起こしており、もはや自分では調整が効かないので、その不安な状況から逃げることで心を落ち着かせる・・・という症状ですが、それに加えて日常生活に支障をきたしていたり、周囲の人間関係に悪影響を及ぼすことが特徴です。

つまり、人は自分の心の中の不安が処理できなくなった場合、その不安から逃れるために様々な身体症状や精神状態に陥ります

よく分からない漠然とした身の危険に対する不安が、解消されないまま残り続けることで体がSOSを出すのです 💡 

「自信を失っている」から

3つ目の理由は、「自信を失っている」からです。

私たちは、物事への適応性や変化への柔軟性、結果への自己効力感などがあれば、不安は最小限に抑えられ、自身の心を律することができます(自己効力感についてはこちら)。

しかし、これらの力が何らかの形で低下している場合、心のバランスは崩れやすくなります。

また立ち直れる修正力(心理学では、レジリエンスと呼びます)があれば、一時的な心の不安定で片付けられますが、バランスが崩れたままだと不快な感情が中々消えてくれません。

つまり、心のメンテナンス機能が上手く働いてくれないと、不安が上手に解消されません

この物事にうまく対応する、適応していく自信が失われると、不安がどんどん肥大化してしまいます。

失敗や挫折が多く、自尊心や自己肯定感が落ち込んでいる場合には、これまで対処できていた不安にも立ち向かうだけのエネルギーがなくなってしまいます。

こうなると、心は飢餓状態に近くなり、不安と戦うだけの活力が得られなくなります。

不安が生まれる理由は、不安自体が大きくなるだけではなく、不安に対処していた心の健康な部分が落ち込んで役目を果たせなくなったからとも言えるでしょう 💡 

まとめ

本日は、【要注意☠】人が不安になる3つの理由と題してお話してきました。

人は、自分の生命を脅かす状況や場面から適切に身を守るために、不安という感情を起こしてその場から離れようとします。

これは本能的な反応であり、種の存続のために自然と人類に備わった能力だと言えるでしょう。

この不安が生起する理由として、「知らないから/分からないから」「自分のコントロール外だから」「自信を失っているから」と述べました。

不安が肥大化する」パターンと、「不安を鎮静化する力が落ちる」パターンの2つがあり、どちらに転がっても不安は上手く解消されません。

逆に言うと、「知ること」「自分のコントロールできる範囲に収めること」「自信をつけること」が不安への対処法として挙げられると思います。

特に、1つ目の「知ること」はとても重要で、未知のことを知ろうとする努力が漠然とした不安を取り扱える不安に変え、それに対処することで少しずつ自信がつくのだと思います。

是非、みなさんも何か不安なことがあったら、相手もしくは状況をよく「知ること」から始めてみてはいかがでしょうか 😀 

 

本日のお話は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございます。

今日も素敵な1日をお過ごしください。池さんでした(#^^#)

ではまた明日お会いしましょう😊

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