こんにちは~池さんです(#^^#)
さて、本日のテーマはこちら
【どうしたらいい?】子どもの「夢中な行動」は見守る?制限をかける?
あなたのお子さんは同じことをいつまでも飽きずにやり続けていませんか?
特に勉強や食事・お風呂・睡眠そっちのけで四六時中ゲームや読書、お絵かきなど好きなことに熱中している子もいます。
その時、親なら一度は「このまま好きなこと続けさせてても良いの?」と思ってしまいますよね。
今回は、その疑問を少しでも解決できるようお話をしていきたいと思います😊
この記事は、以下のような人におススメです。
・スマホやゲームばかりする子どもにどう関わったらいいか分からない
・子どもと仲良く良好な関係を築きたいと思っている
子どもを「褒める」ことの効果についてまとめた以下の記事もご参照ください。
【どうなってるの?】好きなことに熱中する子どもの心理
アニメやテレビや漫画、おもちゃ、図鑑など子どもは自分の好きなことにこれでもかというくらい時間もエネルギーも費やして遊びます。
子どもは時に明日のことを忘れて今を楽しむので、保護者としては心配することもありますよね。
まず始めに、そのように子どもが好きなことにハマる心理を解説したいと思います 💡
子どもの見えている世界は狭い。ただ、想像力は宇宙のように無限大。
子どもの興味関心はまだまだ親の与えたおもちゃやゲーム、本・図鑑などが大半です。
なので、子どもたちは与えられたものの中から自分の知的好奇心を満たしてくれることに熱中する傾向にあります。
年齢が上がってくると、徐々に友達やテレビタレント、世間の流行など影響を受ける幅は広がりますが、スマホやパソコンが手元に無ければ、中々外部の情報は入ってきません。
子どもたちが熱中する物事は大人よりも選択肢が少ないことに加えて、同時にいくつもの好きなことを持つにはキャパシティがまだ小さいと言えます。
子どもたちは大人と違って経験や知識が浅く、論理的思考も未熟ですが、まだ色付けされていない頭脳だからこそ、いろいろなことを空想して独自の世界を広げていきます。
それがあまりにも楽しくて、面白くていつまでも好きなことに傾倒するのです☺
良くも悪くも後先を見据える力が育っておらず、目の前のことに全力を注げる
子どもたちは、「今」を一生懸命生きています。言い方を変えると、目先のことに注意が向きやすく、未来の展望を持ちつつ計画的に行動することはまだ難しいです。
時間の概念がまだ育っていない内は、1時間がどのくらいの長さなのか体感的にまだ分からないのです。
エネルギーの配分も気にせず、好きなことに全力を注いだら後でどうなるか…までは頭が回らないことが多いです。
だから子どもにとって「ずっとゲームしてると目が悪くなるよ!」「Youtubeばかり観てると寝られなくなるよ!」と言っても、「?」となりやすく、心に響きにくいのです☺
【注意💀】子どもが好きなことに熱中することで懸念されること
続いて、子どもが好きなことにハマるとどんな心配事が想定されるかをみていきましょう 💡
その行為に依存してしまい、生活リズムや生活習慣が崩れるかもしれない
スマホ・ゲームやパソコン・インターネットを利用する子によく見られ、その依存性は覚せい剤やアルコールなど他の依存症とも類似点が多いです。
そのことが頭の中の大半を占めるようになり、その刺激が得られないと情緒不安定になったり、他の社会的活動がままならなくなったりします。
ここで重要なのは、ゲームやパソコン等の「ツール」が問題なのではなく、依存してしまう背景にある「日常的なストレスや解消できない苦しみが慢性的にあること」と「それを唯一忘れさせてくれる手段がゲームやパソコンであった」という点です。
したがって、子どもにとってのストレス発散の方法を一緒に考えること、親子で一緒にルールを作ること、頭ごなしに禁止・叱責するのではなく本人の話に耳を傾けることなどが良い対処法になります。
依存症になる前に未然に防ぐ方法を日頃から考えておくことは有益かもしれません。
子育てに疲れている方は、まずご自身の心身を大切にしてあげてください。そのために大切なことを以下の記事にまとめましたので、ご参照ください。
学業や社会性など必要な知識やスキルの成長が遅れる可能性がある
社会生活から距離を置いてしまうことで、そこで得られていたものが得られなくなるかもしれません。
これまで色々な刺激に触れ、たくさんの経験をしてきたのに、それが制限されてしまうことに不安を抱く保護者もいると思います。
ほとんどの子どもはある程度社会生活も送りながら自分の好きなことに没頭できます。
しかし、何か不全感や無力感など心が満たされていない子どもは、優越感や効力感を抱かせてくれる行為にハマってしまいます。
このネガティブな感情が大きくなってしまう前に、親子で一緒に楽しめる活動を見つけると良いでしょう。
例えば、ショッピングに出かける、カフェ巡りをする、動物園や水族館に行く、筋トレをする、読書をする、手料理を作る、テレビ・映画・ドラマを観る、散歩するなどが挙げられます。
子どもたちが抱えている「心の砂漠」にどうやって別のオアシスを作っていけるかという視点が重要です。
子どもにとって「居場所」が大切であることを以下の記事で解説しているので、ぜひご一読ください。
【超重要!】主体的に活動している子どもへの関わり方
では、具体的に周りの大人は好きなことに夢中になっている子どもたちにどう関わっていくと良いのでしょうか。
いくつか適切と思われる関わり方をご紹介します。
好きなことはとことんさせてあげる
まず、1つ目は「好きなことはとことんさせてあげる」です。
好奇心を持って何か活動に傾注することは、脳の発達に大きく影響します。
思考力や推測力、記憶力や計画性、探求心など様々な能力を向上させます。
また、好きなことに夢中になることで、自尊心や生活満足感が高まりやすく、日々の充実感を得られやすくなるでしょう。
できればそこに同じ趣味や好きなことを共有できる相手やコミュニティがあると、社会性やコミュニケーション能力も高まるでしょう。
好きなことが進路や職業に強く影響することもありますので、なるべくその可能性は潰さずに残しておけると良いでしょう☺
他人とのコミュニケーションは欠かさないようにする
2つ目は、「他人とのコミュニケーションは欠かさないようにする」です。
好きなことだけにのめり込んでは、上記で述べた懸念が現実になるかもしれませんが、きちんとそうならないように日頃から基本的な社会生活は維持しておく必要があります。
その中で、最も大切なことが「他人と会話をする」ということです。
会話というのは、「あなたのことはちゃんと見てますよ。気にしているよ」というメッセージになります。すると、所属感が満たされ、「自分は守られた環境にいて受け入れられている」と思えるようになります。
それだけでも十分上記で挙げたリスクを回避することに繋がります。
何気ない親子の会話や先生・友達とのやり取りがあれば、子どもたちは安心・安全に自分の好きなことに専念できるのです☺
ルールは親子で一緒に作り、定期的に経過を確認する
3つ目は、「ルールは親子で一緒に作り、定期的に経過を確認する」です。
子どもたちの中には、自分で自分の衝動や行動をコントロールしたり、自分を客観視したりする能力がまだまだ発展途上です。
自分で制限がかけられなかったり、気づいたら深夜になっていたりします。
まだ幼い内は、周りの大人の目の届く範囲で好きなことを自由にさせてみると良いでしょう。
しかし、周りの大人の一方的なルールでは子どもたちは不満を持ってしまい、その鬱憤を晴らすためにさらにその好きなことに埋没してしまうかもしれません。
大事なのは、「大人も子どもも”まぁそれならいっか”と言えるルールにすること」です。
例えば、「ゲームは1日1時間。寝る前は✕。宿題が終わっていたらプラス30分」、「読書は明るい部屋でする。30分ごとに休憩を挟んで、その場で軽くストレッチ。続けて読めるのは2時間まで」など具体的に親子で決めていくと良いでしょう。
それを互いに話し合って決めることでコミュニケーションも生まれますし、「子どもが知らないところでよく分からないことをしている」状況が少しでも改善できるでしょう。
そして、共に決めたルールを年齢や時期に合わせて少しずつ変更を加えていき、無理なく守れるようにすることも大切です☺
「子どもが言うことを聞いてくれない…」と悩む親御さんも多くいらっしゃいます。その方には、以下の記事がおススメです。
まとめ
本日は、【どうしたらいい?】子どもの「夢中な行動」は見守る?制限をかける?というテーマでお話をしました。
子どもの脳は成長段階にあり、先々のことを想定しながら逆算して行動することはまだ難しい時期です。
ゆえに、後先考えず今この瞬間を好きなことに捧げ、自分独自の世界観を形成していくのです。
しかし、自分の空想だけに生きてしまうと、他人との交流や学業や社会的活動が疎かになってしまったり、生活習慣に悪影響を及ぼし、社会適応に苦労することが予想されます。
そうならないために、好きなことはとことんさせつつ、親子で話し合ってルールを作り、日頃のコミュニケーションを欠かさないことが大切です。
突然ですがここで、熱中することの心理的意義を解説しておきます。
人が行動を起こすモチベーションの1つに「内発的動機づけ」というものがあります。内発的動機づけについては以下の記事もご参照ください。
これは、好奇心や知的欲求など自分の内側から湧き出たより持続性の高い主体的なモチベーションです。
「やりがい」に近い概念なので、簡単には意欲が落ちません。
親心としては、「子どもの気持ちも尊重したいところだけど、やることはちゃんとやってね」と思うでしょう。
子どももまだ自分の行動や欲求を上手にコントロールしたり、先を見越してタスクを調整したりすることは容易ではないため、少なからず親の介入はやむを得ないと思います。
そこで大切になってくることが、子どもに無断で行動を制限するのではなく、「好きなことはさせてあげたいけど、そのためにはルールが必要だよね。それは一緒に決めていこうね」という姿勢とコミュニケーションです。
「好きこそものの上手なれ」
この時の人間の可能性は無限大です。どうか「好きになれること」も1つの才能なので、温かく見守ってあげてください。
本日のお話は以上になります。
それでは、今日も良い1日をお過ごしください(*’ω’*)
池さんでした😊
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